Ryusuke Nomoto

プロダクトマネジメントにおける課題発見の重要性

プロダクトマネジメントにおける課題発見について学びを得ましたので、まとめておきます 🙋‍♂️

課題解決と価値創造

プロダクトの目的は、課題解決か価値創造かに分かれます。
課題解決とは顕在化している課題を解決すること、価値創造とは、潜在的な課題を浮き彫りにして解決することです。(なので、本質的には価値創造は課題解決と言えると思います)
 
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個人の所感ではありますが、toBの領域は課題解決型プロダクトが多い印象です。それはつまり、toB領域においては課題が明確ですが、なんらかの理由によって解決がなされてない状態が多いということです。
昨今のvertical SaaSの流行りなどは代表的な例だと思っていて、レガシーな業界においては業界の中にいる人は長年の慣習から課題を課題と認識しておらず、業界の外にいる人はそもそも課題に気づいていません。そこにITを入れることで圧倒的に効率化することでプロダクトとして価値を提供します。
 
一方、toC領域は価値創造型プロダクトが多い印象です。ちょっと古い例ですとiPhoneや、アプリですとtiktokやzenlyがそれにあたるかもしれません。
私個人は価値創造がめちゃくちゃ苦手です。
なので、toC領域のプロダクトマネージャーされてる方は本当にすごいなあと思っています。tiktokのプロダクトマネージャーやれって言われたらなにもできない気がします笑

狩野モデルによるプロダクト品質

プロダクトの品質を説明する方法論として有名なのが狩野モデルです。
狩野モデルではプロダクトの品質を魅力品質、一元的品質、当たり前品質の3つに分類しています。
魅力品質はプロダクトの差別化要因となる品質で、なくても問題ないがあれば特定顧客にめちゃくちゃ刺さります。自動車の例で言うと自動運転機能などがそれに当たります。
一元的品質はあればあるだけ良い類の品質で、自動車で言えば燃費などがそれにあたります。
当たり前品質はあって当たり前の品質で、自動車で言えばアクセルで前に進む、ブレーキで止まる、などがそれに当たります。
品質とはこれらの3種類の品質の合計で、どの品質をどれだけ重視すべきかは顧客にどの品質が求められているかによって決めるべきです。
 

プロダクトに対するユーザの反応は2つ

Evernoteの創業者で、現在はmmhmmでCEOを務めるPhil Libinは プロダクトに対するユーザの反応は2つある と述べています。
それは何かというと、
💡
良い体験に対して"YES"と言う 悪い体験に対して"NO"と言う
の2つです。
なにを当たり前のことをと思うかもしれませんが、これには重要な示唆があります。
これら2つの反応は、2種類のユーザの反応であるということです。
あるユーザは良い体験に対して"YES"と言います、彼らは"NO"とはいいません。
もう一方のユーザは、悪い体験に対し"NO"と言います、彼らは"YES"とはいいません。
これはつまりどういうことかというと、狩野モデルでいうところの 魅力品質と当たり前品質に対して2種類のユーザは反応しているということです。
当たり前品質に対し"NO"というユーザを満足させることはできません。彼らは常に粗を探して文句をつけますが、決して満足することはありません。"NO"というユーザの声に耳を貸し続けるのは避けるべきです。
むしろスタートアップや新規事業でやらなければならないのは、魅力品質に対し"YES"と言うユーザに"YES"と言わせ続ける必要があります。
💡
"YES"と言うユーザに"YES"と言わせ、"NO"というユーザは黙らせる
これが大切なことです。

ユーザの課題を理解することはプロダクトマネージャーにとって最も重要かつ最も難しい仕事だと思っています。今回の内容が皆さんの課題発見の一助になると幸いです 🙋‍♂️
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